悠久の時を刻む東北を代表する名渓。
雫石川 葛根田川北ノ又沢 遡行記録
2025/07/02-07/03 1泊2日 晴れのち雨/曇りのち晴れ
メンバー:KC、他1名
グレード:中級
H山君と予定を合わせていたこの日は葛根田川に行こうと決めていた。正直いつでも行ける系の場所なので後回しにしていたが、意外とこういう事をしていると結局行けずに終わってしまうこともあるので、思い切って岩手まで車を走らせる。
深夜0時に埼玉を出発し、ついたのは朝の8時…。ほぼノン睡眠で歩き始める。
いきなりの美渓に感動。
沢幅いっぱいにナメが広がっていてイイ感じ。
最初の淵。水はやや濁っている気がする。これが標準なのかとこの時は思っていた…。
血気盛んなH山君は泳いで取り付いていた。
ゴルジュ地形を進む。
どこを進んでも綺麗だなぁ。
日本が誇るべき葛根田の清流。
お函と呼ばれている区間が始まる。美しすぎるぜ。
H山君はすでに過去1の渓相との事で興奮が収まらない。
お函を過ぎてもまだまだ美渓区間が続く。
明るく穏やかな流れ。
紅葉の時期にも歩いてみたいな~。
沼ノ沢出合辺りでプーさんに遭遇。声を出しても逃げてくれないので、少し戻って待機。
居なくなったので遡行再開。と思いきや、やっぱり水の色ヤバくない!?雪解けで濁っている感じでも無さそうだし、なんだろう。。
葛根田大滝に到着。ここも水の色がケミカルに変色。右から容易に巻く。
滝ノ又沢出合。序盤から続く濁りの正体はこの沢が原因だったようだ…。少し覗いて見ると斜面が崩壊している箇所があって、そこから濁った水が流れ出ていた。
co860二俣。大深沢と繋げるのでここは左に入る。
何個か滝を越えて行くと平穏な河原。
特に難所や見所も無く、登山道へと詰め上がる。
登山道手前の草原。
ニッコウキスゲが咲き乱れる。
登山道へ抜けた後は反対側の関東沢へ降りて行くが、ここでバケツをひっくり返したような豪雨に襲われる。
ここまで降られると焚火も出来なさそうなので、引き返して八瀬森山荘で寝ることにした。睡眠不足で14時間くらい爆睡してしまった。翌日へ続く。
総評
多くの沢ヤが訪れる渓谷だけあって、渓相は非常に素晴らしい。沢幅いっぱいに広がるナメと清流は今後も多くの沢ヤに感動を与え続けてくれるだろう。沢旅系の代表格で特に難所は無い。万人におすすめ出来る。
おすすめ度:
コースタイム
1日目
駐車場7:40-入渓8:20-葛根田大滝10:40-八瀬森山荘C1 14:00
装備
ラバーソール靴、30mロープ
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