奥只見の隠れ美渓。中級者向けルート。
奥只見 仕入沢~二俣ノ沢下降 遡行記録
2024/11/04 日帰り 晴れ
メンバー:KC、他2名
グレード:中級
tamoshima夫妻と行くリハビリ沢day2はあまり記録のない奥只見の沢へ。
早朝、霜が降りる中のスタート。水はキンキンに冷えている。
初っ端からゴルジュチックな渓相。下調べをあまりして来なかったので、何となく歩き系の癒し渓だと思っていたが…。
そうではないことを早々に悟る。
結構水量豊富で迫力のある渓相が続く。渓相は良いが癒し系ではない。
水線突破は自殺行為なので基本的に巻いて通過。普段あまり巻かれていない&晩秋で草木が朽ちているのか、全体的に巻きは渋め。
ドシャワー滝。皆さんこれ登っているんですか?無理です。巻きます。
陽の当らないゴルジュが続く。
綺麗な連瀑がたくさん出てくるが、どれも巻き。巻く度にtamoshima氏の小言が多くなってくる。
綺麗な沢なんですけどね。
来る時期を間違えましたね。
ようやく陽の当らないゴルジュから解放。束の間の癒し空間。
すぐにゴルジュ。基本的に頑張れば腰以上は濡れないので、何とかなる。
5m以下の連瀑が続く。似たような景色が何回も出てくるので、少々退屈。
釜は意外と浅い場所もあるので、思い切って釜に入ってみるのもアリ。
ようやく穏やかに。地形図上のco977二俣に到着。テン場適地とされている場所だ。少し休憩。
後半戦開始。ここら辺から登れる滝が出始める。
夏や秋ならもっと楽しめたかもしれない。
手の感覚を奪われて滝を登るのが辛い。途中から完全に感覚が消えたので軍手を外した。
V字谷を進む。
どん詰まりにco1180二俣。帰りが近い左俣へ入りたいのだが、これまた巻き上がるのが大変そうだ。
協議の末、真ん中の枝沢を登ってトラバースをかけることにする。
左俣に入っても滝が途切れることなく続く。しかもどれも登れない系。沢床に戻らず巻きを継続。
もうすぐで稜線。振り返ると紅葉が綺麗。奥只見は今が見頃かな。
稜線に到着してからは反対側の二俣ノ沢を下降して行く。面倒な滝は無いが、ヌメヌメでとても神経を使う。ジワジワと集中力が削られていく。
後半は立派な滝が出てくる。
ここは懸垂。
最後の連瀑帯も1回だけ懸垂。あとは長い河原歩きをこなすだけ。
林道に合流し駐車スペースへ。謎の施設があった。がっつり1日コースで寒さもあってヘロヘロ。
総評
仕入沢は小さなゴルジュが延々と続く感じで渓相は良い。水量もあって迫力アリ。
今回は行く季節をミスったのか、寒すぎて前半のほぼ全ての滝を巻いたため、退屈な区間が多く感じた。
巻きは嫌らしい箇所が多く、慣れていない人だと時間がかかるだろう。
下降で使う二俣ノ沢は非常にヌメって気を使う。もっと良い下降ルートはないだろうか。
おすすめ度:
コースタイム
駐車スペース6:50-入渓7:00-co977二俣9:30-稜線12:20-駐車スペース15:40
装備
ラバーソール靴、30mロープ
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