谷川のマイナースラブ周回ルート。
毛渡沢 大滑沢白板スラブ~石穴沢下降 遡行記録
2024/10/22 日帰り 晴れ
メンバー:KC、他1名
グレード:初級
9月まで沢に行けなかった反動か、沢歴12年目にして沢熱がピークに達している今日この頃。
晴れている日はどうしても沢に行きたい熱を抑えられない。というわけで、近所の中澤さんを誘って近くのマイナースラブ周回に行ってきた。
毛渡沢林道で待ち合わせて入渓地点へ。当初は石穴沢を登る予定だったが、白板スラブの方が楽しそう…となり、急遽こちらにルート変更。
白板スラブのある大滑沢はたまに滝が出てくる平凡な渓相。
退屈なアプローチにうんざりしていると前方にスラブが見えてきた。予想よりも小ぶりな感じ。
取り付きに到着。いきなり登れない滝がかかっているので巻いていく。
ここも巻き。
巻き終えるといよいよスラブ登攀開始。
このスラブは左と右に大きく分かれる。今回はスケールの大きな右へ。写真は左スラブ。規模は小さいが傾斜が強い。
前半は藪交じりのスラブだが、高度を上げていくに連れて藪の少ないスッキリとしたスラブになる。
登りやすそうな場所を選んで登っていく。
フリクション抜群で気持ち良い。
バンドっぽい所に到着。
バンドから振り返る。スラブの中にいると下から見た規模よりも大きく感じる。
最初は外れじゃね?なんて話していたが、結構楽しいぞ。
まだまだ続く白板スラブ。
登ってきたスラブを振り返る。
上部はやや傾斜が出てくるため、慎重にルーファイを行う。
うろこ状の岩が綺麗。
各々好きな場所を登っていく。
稜線前のバンドで小休止。ここでスラブは終わり。
蜜藪を漕いで稜線へ。
下降は石穴沢。中澤さん曰く上部がそこそこの規模のスラブだとか。あまり期待していなかったが、なんかヤバいスラブが出てきた。
これは白板スラブにも劣らない名スラブなのでは。中澤さんも一眼出して写真撮影。素晴らしいので登り返しちゃう案も出始める。
岩がこんもりしていて可愛らしい。白板スラブとはまた違った造形で楽しませてくれる。
下ってきたスラブを振り返る。写真に写っていない右側にもスラブが展開されている。意外と規模がデカい。
スラブの下降はギリギリロープを出さないで下れるレベル。ルーファイミスると詰むので注意。
スラブ末端から振り返る。
名ルートですね。
スラブが終わって急峻な沢を下降していく。
半日で駐車スペースに帰ってきた。
総評
コンパクトながらも2種類の違った造形のスラブを楽しめる名ルート。春先に訪れるともっとアプローチが楽かもしれない。
石穴沢は登りで使うとスラブがあまり映えず、白板スラブは下降向きではない。今回の周回ルートがベストだろう。
おすすめ度:
コースタイム
駐車スペース7:50-白板スラブ取り付き9:00-稜線10:30-駐車スペース12:30
装備
ラバーソール靴、30mロープ
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