【足尾】小足沢大滝

足尾卒業課題。悪絶の大滝登攀!

松木川 小足沢大滝 遡行記録

2025/05/20 日帰り 晴れ

メンバー:KC、他1名

グレード:玄人

マサと予定を合わせた平日。5月だと行ける場所が限られるので、前から狙いを定めていた足尾の大滝を登りに行く。

小足沢は足尾最奥と言っていいほどアプローチが長い。炎天下の中、黙々と歩く。

小足沢出合に到着。入口から大きな滝がチラ見えしている。一般的にはここから尾根越えで滝にアプローチするので、我々もそれに倣う。

一度下りる場所をミスってしまい、まさかの登り返しでタイムロス。再び立て直して懸垂。

轟音と共に突然現れた大滝。これが今回のターゲットである小足沢大滝だ。

素晴らしい迫力の小足沢大滝。沢ヤどころか、滝ヤですら訪れるのは稀な場所。

行動食を食べながらルートを探る。どちらもかなり悪そうだ。

初登ルートである左壁から取り付く。1P目はマサリード。ヌメヌメでかなり悪い。

2回出てくるハングを雄たけびを上げて越えて行くマサ。気迫のクライミング。

KCもフォローで続く。後半は爆水シャワーとなり視界ゼロ。しかも沢ウェアを忘れてしまい、半袖+雨具という何とも貧弱な装備で普通に震えが止まらない。

2P目はKCリード。右から登って小テラスまで。

3P目もKCリード。ここもヌメヌメ&ボロボロで悪い。加えて低体温症の影響なのか指が攣ってしまい、核心部目前にしてクライムダウン。マサにバトンタッチ。

吠えながら核心部をこなして3P目終了。落ち口から見下ろす。

無事に完登!2人ともブルブル震えが止まらない。大滝上は平凡になり、左の斜面から尾根を乗越して松木川に戻った。

総評

効きの悪いホールド、ヌメヌメの岩、ドシャワー。まさに大滝登攀のエッセンスを詰め合わせたような内容。まだ一般的な沢ヤにはあまり認知すらされていない滝のため、残置の類は皆無。アプローチが非常に長く、かなり玄人向き。5月はまだ水が冷たすぎておすすめしない。登るなら真夏の暑い日に行って欲しい。

おすすめ度:

コースタイム

駐車場7:20-小足沢出合9:00-小足沢大滝11:00-大滝上15:30-駐車場18:00

装備

ラバーソール靴、フラットソール、ハーケン、カム、アブミ

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