雨でも楽しめる東北の秀渓。
名取川 小松原沢~南沢下降 遡行記録
2025/06/14 日帰り 雨
メンバー:KC、他2名
グレード:中級
いよいよ本格的な梅雨シーズンが到来。関東は全体的に天気がオワコンなので、まだギリ梅雨入りしていない東北に向かう。
二口渓谷沿いの道を限界まで進んでゲート前で駐車。ここからは歩いてアプローチ。午後から雨マークだったが、すでに天気が怪しい…。
地形図のco694から入渓。いきなりナメが広がる。後から記録を漁ると結構手前から入渓している記録も多く、こちらも長いナメを歩けるようだ。
上品なナメが中々良き。
森系の美しい渓相に癒される。
序盤から素晴らしいぞ、小松原沢。
東北に来て正解だった~。
ナメが終わると鍋越沢出合。左へ。
2段7mの美ナメ。
5m滝はヌメヌメ。
雨が降ってきたけど快適な遡行が続く。
これは右から登る。
美しい森に囲まれたナメを進む。
ここは左壁を登る。一見して登れなさそうな感じの滝も意外と直登出来る。
ここで雪渓が出てきた。二口の沢なら無いと思っていたが…。やはり今年は雪が多い。
10m滝は左から巻く。
雪渓の奥にハイライトの銚子大滝。
全3段構成になっていて下段は突っ張りを駆使した絶妙なムーブで登り、中段は右壁を快適登攀。
上段は水線直登も出来るようだが、無難に右端から巻き気味に登って行く。意外と傾斜があるのと泥草でホールドが隠れていて悪い。
滝上で一服。ロープは出さなかったが、沢慣れしていない人は要ロープ。
大滝上にはすぐに7m滝が続いている。右から巻いて越える。
へつり大会出来るポイント。全員落ちずにクリア。
ゴルジュチックな渓相になり、快適な滝を登っていく。
連瀑帯はどれも快適爽快。
源頭の美しいブナの森。
後半もナメで魅せてくれる。雨が良いアクセントになっている。
今回は登山道下山ではなく、南沢下降なので左の沢に進む。
こちらもずっとナメ。最後に少し藪漕ぎして登山道に抜けた。
仙台神室に登頂!ここから藪を漕いで南沢へ下降。
南沢はゴーロ中心の沢で足元グズグズ。雨も強まってきたので足早に下降して行く。
最後はナメになって小松原沢に合流した。ここから林道に上がって駐車スペースへと戻る。
総評
ナメと滝、そしてブナの森が美しい秀渓。あまり開けている感じではないので、雨の日でも楽しめる。泊まりで行っている記録が多いが、十分日帰りで周回出来る距離。梅雨時期におすすめ。
おすすめ度:
コースタイム
駐車スペース6:00-入渓6:30-銚子大滝8:00-登山道10:30-駐車スペース13:00
装備
ラバーソール靴、40mロープ
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