【市房山】境谷 立岩谷

天まで続く大スラブを遡る。

一ツ瀬川 境谷~立岩谷 遡行記録

2025/04/30-05/01 1泊2日 全日晴れ

メンバー:KC、他1名

グレード:中級

九州遠征5日目。今回の目玉山行である境谷へ。上部で分かれる二ツ岩谷と立岩谷のどちらを遡行するか悩んだが、2回も来るのは面倒なので、最終的にどちらも遡行する欲張りプランに決定。

境谷に入渓。渇水気味で渡渉も問題なし。

暗い下部を進む。

登れそうで登れなかった滝。右の切れそうなトラロープを使って巻く。

20mCS滝。ここは右岸から大きめに巻いて行く。過去に死亡事故が起きている箇所なのでいつもに増して慎重に登った。

沢に戻るとすぐに10m滝。ここは右から巻いている記録が多いが、どう見ても少し戻った左が弱点。こちらの方が安全に巻ける。

なんか奥に滝が見えてきた…。

神仏ノ滝50mだ。大迫力。

大きく巻いて沢に戻ると連瀑帯。気持ちよく登れる系が続く。

と思いきや登れない滝も出てくる。

巻き途中からゴルジュを見下ろす。

ここは快適に直登。

すだれの滝だったかな?

右から大きく巻いて行く。

途中で下りてみたが、まだ登れない滝が続いていた。

ここもヌメヌメで巻いた。下部区間は終始巻きに徹する。

沢は結構荒れている。特に市房谷~立岩谷の区間は大荒れで崩壊が目立ち、気が滅入りそうだった。

立岩谷/二ツ岩谷の出合。

立岩谷を進む。

いきなり大スラブが前方に広がる。これは凄い…!

何という規模だ。

まだまだ始まったばかり。日本有数の大スラブに違いない。

最高!!

何100m、いや何km続いているんだ!?ヤバすぎるぞ!

2人とも発狂に近い歓声を上げ続ける。

九州沢の巨匠、インヤン氏によるとここのスラブはすぐに終わる的な事を書いてあったが、とんでもない!無限に終わらない!

絶景過ぎて振り返りまくる。

すげぇや。

立岩谷に来て正解だった。

大スラブは一旦途切れてゴーロ帯となる。

再び復活したスラブ帯を登る。ぽむちむは興奮しすぎて、かなり手前のスラブに一眼を置いてきてしまったらしい。30分くらい昼寝して回収してくるのを待つ。

崩壊地を回避して枝沢から稜線に向かって詰めて行く。

詰めの草原。

ようやく稜線に到着。すでに疲労困憊だが、実はここからが核心。

廃道気味の稜線を歩く。この稜線、テープや目印の類がほぼ無く、藪に覆われ気味でかなりストレス。おまけに大量のマダニがくっついてきて発狂する。

景色はかなり良いのだが…。アップダウンとマダニ地獄が辛すぎる。ぽむちむの断末魔が何回か聞こえてきた。

心見の橋。ここまで来れば山頂まで僅か。

体力と行動食は底を尽き、気力だけでなんとか山頂に辿り着いた。もう歩きたくない!

最後の力を振り絞り、市房谷へ下降する。疲れすぎて谷に降りた瞬間に行動終了とした。夜は寒すぎてほとんど眠れなかった。翌日の二ツ岩谷に続く。

総評

境谷は崩壊が目立ち、登れない滝が多くやや退屈。立岩谷の出合から展開される大スラブは九州最大級、いや日本最大級と言っても過言ではなく、一見の価値アリ。美渓好きにはたまらない渓相だろう。

おすすめ度:

コースタイム

1日目
駐車スペース7:00-立岩谷出合12:00-稜線14:20-市房山-C1 17:00

装備

ラバーソール靴、40mロープ

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