【須金岳】猪ノ倉沢

渋い登攀が続く修業系ルート。

江合川 猪ノ倉沢~万滝沢支流下降 遡行記録

2025/07/12-13 1泊2日 雨のち晴れ/晴れ

メンバー:KC、他1名

グレード:中級

この週末はポムチムと万滝沢の通称“赤いゴルジュ”に行くと決めていた。色々とアプローチ方法はあるが、我々は沢を登って山越えする案を選択。前日の草津から車を走らせて再び東北にやってきた。

入渓してしばらく河原を歩くと側壁が高くなり、滝が出てくるようになる。暗くてあまり好みの渓相ではない。

すぐに核心の20m滝。

見るからに悪そうだが、巻きも面倒なのでロープを出して登る。ホールドは外傾気味で脆い。神経擦り減らす系の登りで落ち口へ。

2条の滝は左から。

ここは右のリッジを回り込むように登る。

これは脆そうなので巻いた。

ゴルジュを抜けると癒しの渓相に変化。

チビゴルがかわいい。

ここら辺は好みの渓相です。

癒し区間を抜けると脆い連瀑帯。ここら辺から雨が本降りに。マジで寒い。

5m滝は右から取り付いたが、岩がポロポロ剥がれる…。

左も激シャワーとなり断念。大人しく巻く。

崩壊気味の沢を黙々と登る。

しょんべんトイ状はフリクションで。

二俣にかかるナメ滝は傾斜が強く悪い。KCは巻いた。

40m涸れ滝?微妙なホールドを拾ってフリーで登る。

絶対に落ちられない高さで緊張する。

その後も涸れ滝が連続。

雨と寒さと濃霧でポムチムもこの表情。帰ろうというワードが出る寸前のところだった。

登山道に抜けたが極寒!真夏なのに秋のような風が吹いているんですけど!ポムチムが帰るって言っていたら即OKしていただろう(笑)。

登山道を歩いていると万滝沢方面は晴れている。急にやる気になって支流を下降して行く。

支流はナメが続く沢で特に難しい箇所は無かったが、最後に出てくるこのナメ滝だけ下るのが大変だった。藪を掴んでギリギリまで下りて最後は懸垂。ようやく万滝沢に入れた。

疲れ果てたので沢に着地した瞬間、即幕営!薪は無限でパリッパリに乾いていて盛大に焚火を楽しんだ。翌日の赤いゴルジュに続く。

総評

渋めの登攀が連続する沢で沢慣れした人以外にはおすすめできない。気温の低さも相まって結構厳しく感じた。水量は少ないので天気の悪い日向き。

おすすめ度:

コースタイム

1日目
駐車スペース8:00-登山道12:30-C1 15:00

装備

ラバーソール靴、40mロープ、ハーケン、カム

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