【虎毛】春川万滝沢“赤いゴルジュ”

忘れられた崩壊沢に眠るゴルジュ。

皆瀬川 春川万滝沢“赤いゴルジュ” 遡行記録

2025/07/12-13 1泊2日 雨のち晴れ/晴れ

メンバー:KC、他1名

グレード:玄人

昨晩たっぷり眠れたおかげで体調とヤル気が回復。早速、お目当ての赤いゴルジュに突入する。

歩いて5分ほどでゴルジュに入店。虎のような模様をした不気味なゴルジュ。

側壁はモナカのように脆い。いつ上から落石が来てもおかしくない。

小さなCSを何個か越えると…。

このゴルジュ最大の12m滝が姿を現す。見るからに脆そう!

この滝は過去2回とも右壁から登られているが、見るからに脆くて悪そうに見える。昨日偵察した際に目星をつけていた左壁を登ることにする。ポムチムをショルダーで上げて2ポイントのエイド。そこからはバンドを右上して落ち口へ。見立て通りスムーズに抜けられた。

フォローはユマーリング。

落ち口から見下ろす。

続く核心のコーディネーション滝。左からモナカホールドを辿ってジワジワと登る。コーディネーションなんてオシャレムーブは不要!

ユマーリングするポムチム。ちなみにこのゴルジュ、支点の作成にはアングルが有効。岩が柔らかすぎて無理やり叩けばイイ感じに入ってくれる。

ゴルジュ内で一服。すげぇ空間。

水は灰色に濁ってあまり綺麗ではない。

すごい角度で屈曲するゴルジュ。もうすぐ出口。

レッドゴルジュ!短すぎるぜ!

出口のCSナメ滝。

コイツが地味に悪い。滑り落ちる前に一気に登り切った。

ゴルジュが終わるとナメ系の渓相になるが、岩と土砂が沢を埋めていて荒れ放題。

荒れていなければ綺麗な沢なのに…。

帰りのルートとなる二俣に到着したので、荷物をデポって前衛滝を見に行く。沢はガレで覆いつくされて完全に崩壊。

ガレ沢を登って行くと前方に一際威圧感を発する滝?壁?が見えてくる。

コイツがかの有名で悪絶な前衛滝。滝と言えるほど水は流れておらず、ただの脆そうな壁と言った方が正しいかもしれない。ここから先はRXルートとなるため帰ることにする。

支流を詰めてさっさと帰宅。と思いきやいきなり登れない滝に阻まれる。大人しく右の顕著な尾根から登山道を目指すことにする。

強靭な藪にボコボコにされること数時間。意識が飛びそうになる頃、ようやく登山道に抜けた。

初日とは打って変わって灼熱の登山道を下山。

総評

アプローチ難、短いゴルジュ、最後の猛烈な藪漕ぎ等々…。非常にコスパの悪いゴルジュ。マニア向き。

おすすめ度:

コースタイム

2日目
C1 6:30-赤いゴルジュ出口8:30-前衛滝9:30-登山道13:30-駐車スペース15:50

装備

ラバーソール靴、40mロープ、ハーケン、カム、アブミ

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