異彩なオーラを放つ吾妻三部作の一つ。
荒川 塩ノ川 遡行記録
2025/08/03 日帰り 曇り
メンバー：KC、他1名
グレード：中級
今年はどこも雪が多いのでこの時期は行く沢の選定にとても悩む。天気も一日しか持たないため、吾妻三部作の一つである塩ノ川へと出かけた。下流から遡行すると日帰りでは不可のため、登山道が横断する中流部からの遡行とする。
車を浄土平にデポってもう1台で中流部最寄りの林道まで車を走らせる。適当に歩いて登山道に合流して入渓。
いきなりゴルジュになると奥にツバクロ滝がチラ見え。見るからに悪そうなので、右岸から大高巻き。
結構面倒な高巻きで何とか落ち口にクライムダウン。危険なので、最後は懸垂した方がベター。
ここから滝が連続する。濁った釜が何だか不気味。
極力濡れないように巻き気味に登る。
ぎんせんの滝。
ここも何だか不気味な雰囲気。泳がないと取り付けそうにないので巻いた。最後は懸垂で沢に戻る。
火山系特有の濁ったブルーと岩に貼り付いている苔がグロテスクな景観を作り出している。
釜を持った滝が多いが大概簡単にへつれる。
見事なくらげの滝。
その上の無名滝。かなり独特な形状。
大きなプールを持った滝。
ちょい泳ぎからのへつり。
これは巻いた。
グロテスクゴルジュは続く。天気も怪しくなって2人とも口数が少なくなってくる。
あじろ滝。豪快だけど何だか怖い。この沢雰囲気が心霊スポットみたいで、感動よりも不気味さが上回る。
立派な銚子滝。ここでようやくゴルジュが終わる。
ここは左から登った。
ゴルジュは終わったが、相変わらず水の色がヤバイ。
三条の美瀑。ここを越えるとしばらく河原歩き。
貴重な湧き水！と思ったらクソ不味い。この沢、全体的に水は飲めないと思った方がいい。
藻が沈殿した緑の釜。グロすぎ！
涸棚が続くが容易に巻ける。
雪代の床と名付けられた涸れたナメゾーン。
唯一登れる涸棚。右から快適に登る。
ラストのCSは右から登る。
観光客の声が聞こえてくると、そろそろ終わりが近い。
道路に出て遡行終了！浄土平は観光客と登山者で大賑わい！あとは車を回収して帰郷した。
総評
グロテスクな景観が心に響くはその人次第。かなり好みが分かれる沢。内容的には高巻きと歩き主体のクラシック系。難易度的に吾妻三部作の中では一番手を出しやすいと思われる。
おすすめ度：
コースタイム
駐車スペース6:50-入渓7:30-銚子滝11:50-雪代の床13:50-浄土平15:15
装備
ラバーソール靴、40mロープ
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