【川内山塊】仙見川中俣沢

ヒルワンダーランド!魅惑の渓。

早出川 仙見川中俣沢 遡行記録

2025/09/06-07 1泊2日 晴れ/晴れ

メンバー:KC、他2名

グレード:上級

年に1回は入りたい山域、下田・川内山塊。先月の広倉沢は敗退に終わってしまったので、今回が実質今年初となる。
場所は日本一ヒルが生息すると言う仙見川に決定。いつものポムチムと川内山塊が初というモーリーさんも参戦することになり、男3人でヒルの楽園に突撃する。

車で仙見川の林道を進んでいると、いきなり倒木による通行止めを食らう。仕方ないので倒木前で駐車して歩くことに。
車から降りた瞬間に大量のヒルに集られて発狂。ポムチム曰く、ヒルは沢で死んでいった沢ヤの怨念の集合体だとか!?

大量のヒルを纏いながら、地形図上の登山道マークを進んで仙見川に降り立つ。途中、クマに会ったりと中々ワイルドなアプローチだった。

穏やかな流れの渓相を進む。ヌメリが結構キツくて神経を使う。

しばらく歩くと静瀞。ここからゴルジューランド開園!ついでに大量に纏わりついたヒルを洗い落す。

泳ぎながらゴルジュを振り返る。

静瀞の先の渓相。たまらん。

ゴルジュ地形を進む。やっぱり川内は人臭さが無くてイイネ。

ご満悦のポムチム。

手付かずの自然が生み出す渓谷美。

素晴らしいゴルジュが続く。

ゴルジュ地形だが滝は無い。

意外と泳がされる。水量多いと大変そう。

この渓相こそTHE・川内だね。

ゴルジュを振り返る。他の山域には無い独特な美しさがあるね。

河原を挟んで再びゴルジュ。

タナイの滝。昔はもっと大きい滝だったよう。今は50cmくらいしかない。サクッと突破。

タナイの滝上から振り返る。

その後も泳ぎが連発。

この先にヨコムネの滝がかかるが、ここも滝の形状が変わっていて容易に突破出来た。

大滝と名付けられた滝。右から容易に巻く。

解放感抜群の渓相。素晴らしい。しばらくゴーロ歩き。

手掴みでイワナゲット!

テン場を探して彷徨い歩くと、いつの間にか後半の連瀑帯に突入していた。10m滝は左から巻く。

8mトイ状滝も左から。

その先の10m滝も巻く。上に続いている滝を何個かまとめて巻いたところで沢に復帰。

この先に良いテン場が無さそうだったので、3条8m滝前で強引に行動終了。インフィニティ薪が備え付けてある最強テン場。

夕食はモーリーさんが大量に担ぎ上げてきたカルビを食す。腹がはち切れるくらい食べて自分の夕食は食べなかった。

豪快に焚火をして翌朝に備えて就寝。

翌朝は3条8m滝の登攀から始まる。右のスラブをフリクションで越える。

その先の10m滝は全く手が出ない。大人しく右岸から巻く。

2日目はとにかく滝が連続。中には癖強の滝もあって侮れない。

4連瀑は左からまとめて巻く。

奥に白糸の滝が見えてきた。

白糸の滝手前の連瀑帯を登る。右岸に見事な柱状節理が発達している。地形の変化があって楽しませてくれる。

ハイライトの白糸の滝。4段構成のションベンほどの水量の滝だ。

3段目以外は直登可能。4段目の高度感がヤバイ!

落ち口から振り返る。素晴らしい高度感!

登れない10m滝。ここはニラを駆使して巻いた。

源頭部。もう終わりかなと思いきやヌメヌメで悪いスラブ滝が出てきて、結構悪い巻きで越えた。ここが技術的に核心だったかもしれない。

お疲れモードで登山道に抜けた。

せっかくなので粟ヶ岳をPH!KCは何と15年ぶりの山頂。高校山岳部時代が懐かしい。下山はヒルに集られることなくスムーズに下山出来た。

総評

仙見川を言語化して評価するのは難しい。とにかく沢登りのエッセンスが詰まった素晴らしい沢であることに違いない。日本一ヒルが出るワンダーランドなので、覚悟して入渓しよう。

おすすめ度:

コースタイム

1日目
駐車スペース6:40-入渓8:00-タナイの滝10:20-C1 13:40

2日目
C1 6:40-白糸の滝9:00-登山道11:00-粟ヶ岳11:10-登山口駐車場13:40

装備

ラバーソール靴、40mロープ

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