【朝日】朝日俣沢 岩魚止沢

神の連瀑帯を秘める朝日の名渓!

朝日俣沢 岩魚止沢 遡行記録

2025/09/14-15 1泊2日 雨のち晴れ/晴れ

メンバー:KC、他4名

グレード:中級

9月の連休は彷徨いクラブのわんこさんと沢に行く予定だったが、メンヘラ天気に翻弄されて計画も二転三転…。最終的に南アルプスに決まったが、生憎の雨と林道が倒木によって閉鎖されたことにより、バスが定刻になっても来ず…。完全にモチベを削がれる。わんこさんには申し訳ないが、沢は中止とし現地解散。もう10年くらい南アルプスは行きません。

東海フォレスト待ちの駐車場にて。彷徨いクラブのわんこさんと偶然会った渓友会の片岡さんPT。みなそれぞれの転進先に散る。

気づいたらなぜか朝日の沢にいた。春川を中止にしたGONZO先生とクズミンも合流。

朝まで大雨が降っていたので、運転中の視界に入る河川は全て濁流と化していた。連行した中澤さんは帰る!中止だろ!と喚いていたが、朝日俣沢は意外と何とかなるレベル。ヤル気も漲ってきた!

初日はほぼ河原歩きでアプローチのようなもの。増水した沢を進む。岩魚が滝を登っていてビックリ。

連瀑帯が始まる前にテン場を見つけて行動終了。長距離運転の疲労も相まってヘロヘロ…。夜は蚊が多くてあまり眠れなかった。

翌日は朝から快晴。

怒涛の連瀑帯が始まる。

ゴルジュ内を進む。

奥の7m滝は右から直登。各々登攀力のあるメンバーなのでグイグイ進む。

12m滝は左から巻く。

斜瀑10m滝は水線突破。登れる滝が多くて楽しい。

8m滝は右のリッジから巻く。

連瀑帯が一旦途切れると視界が開ける。10m滝は登れず、左のルンゼから巻く。

先に巨大な雪渓が見える。やっぱり残っていたか…。

支流にかかっていて一安心。

豪快なヒョングリ滝。

朝日最高だね。

奇妙な形状の滝。

ゴルジュ地形にゴーロがしばらく続く。

雪渓が残りそうな地形だが、一欠片も無かった。

ゴルジュ内で出合う岩魚止沢。

入口の滝をバランシーなムーブで越える。

次の滝と奥には何やら巨大な滝が…。

ハイライトの50m大滝現る!エクセレント!これは素晴らしすぎるぞ!やっぱり朝日だな!

GONZO先生リードで登る。見た目よりも簡単で爽快な登攀。中澤さんとクズミンは時短で巻き。滝上で合流。

大滝上から振り返る。抜群の高度感。

爽快を極めた渓相が続く。

7mCS滝はGONZO先生だけ直登。我々は巻いた。

巻いている途中、前方に突如現れる神の連瀑帯!圧巻の光景に思わず叫ぶ。

神渓確定!!

各自思い思いに登る。

見渡す先は全て滝だ。

ノーロープでグイグイ直登!

想像以上に素晴らしい。もう南アルプスは行かなくても朝日さえあれば生きていける。

連瀑で高度を上げてあっという間に源頭部。

源頭部から美しい稜線を見上げる。

最後の詰め。

登山道に抜けた!と思ったら、ポムチムがカメラを沢に置いてきたことが発覚。彼は覚悟の決まった表情で沢に戻って行った…。

残った我々で山頂をPHしに行く。クズミンと大朝日岳。

山頂は多くの登山者で賑わっていた。下山は意外と長くて普通に夜勤に遅刻。まぁ素晴らしい沢に行けたからヨシとしよう。

総評

沢ヤなら一度は訪れたい神渓。特に岩魚止沢に入ってからの大滝と稜線まで続く神の連瀑帯は圧巻。必ず晴れた日に訪れよう。

おすすめ度:

コースタイム

1日目
駐車場9:40-入渓11:15-C1 13:30

2日目
C1 6:40-岩魚止沢出合9:00-大朝日岳12:30-駐車場16:30

装備

ラバーソール靴、50mロープ、ハーケン、カム

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