谷川最難クラス!究極の悪渓!
赤谷川 エビス大黒沢 遡行記録
2025/10/10 日帰り 晴れ
メンバー:KC、他1名
グレード:達人
ムトーさんと今年の2人の集大成として、谷川の悪渓と名高いエビス大黒沢へ。

暗闇の中から歩きだし、長いアプローチをこなしてようやく入渓。

出合の滝を巻いて沢に入る。目の前に開幕の火蓋を切る6m滝。

ノーロープで各自取り付くが、普通に悪い。いきなりロープを出すことに。

6m滝を越えると崩壊地。大西さんトポにある6m滝は完全に消滅。

崩壊地の先に関門の滝が姿を現す。

意外と傾斜が寝ていて、各自適当に登る。

落ち口から振り返る。良い笑顔のムトーさん。

間髪入れずに4段の大滝が現れる。

ここはKCリードで登る。外傾スタンスが嫌らしいが、乾いていて岩を覆うゴミも無い。この沢の中では一番快適に登れる箇所。

2段目までロープを伸ばして3段目は各自フリーで登る。抜けが悪い。

苦労している記録がある4段目の6mCS滝。左の隙間からショルダーで瞬殺。これにて最初の大滝終了。

最初の大滝を越えると側壁がぶっ立ち、巻くのも困難な地形になる。そして奥に静かに鎮座する滝が見える。

最大の核心である奥の大滝30m。奈落の底にいるようなおぞましい景観。

ここはムトーさんリードで登る。見た目よりもかなり悪いようで丁寧に掃除とランナーを取りながら登って行った。
KCもフォローで続くが、確かに悪い。ホールドの向きが悪いのに加え、全部に藁が乗っていて、いつスリップするか分からない感じが何とも気持ち悪い。メンタルブレイク系。

核心を越えてもゴルジュ地形が続く。

登ったり巻いたりしながら越える。

これは巻いたかな。

いつの間にか源頭の雰囲気。

平凡になった沢を詰めて行く。

稜線直下。短い沢だったが、何だかとても疲れた。

無事に登山道に抜けた。

谷川の稜線は電波バリバリ。ムトーさんは仕事の電話。KCはツイッターして30分ほど休憩。

下山の登山道は思いのほか整備されていて、小走りで爆速下山。ムトーさんのキノコ狩りにお付き合いしながら駐車スペースまで戻った。
総評
短いながらも厳しくイヤらしい滝が凝縮された沢。取り付く滝のほとんどはホールドの向きが悪く、泥や藁でホールド隠れていて、いつ不意にスリップするか分からない恐怖が常に付きまとう。悪絶という表現はこの沢のためにあると言っても過言ではない。メンタルブレイク間違いなし!ドMな沢ヤ向き。
おすすめ度:
コースタイム
駐車スペース4:20-入渓6:30-関門の滝7:40-奥の大滝9:40-登山道13:45-駐車スペース17:40
装備
ラバーソール靴、フラットソール、50mロープ、ハーケン、カム、アブミ

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