仙台の街中ゴルジュでカーニバル!
広瀬川 鳳鳴四十八滝ゴルジュ 遡行記録
2025/06/22 日帰り 晴れ
メンバー:KC、他5名
グレード:上級
仙台にあるゲテモノゴルジュをご存じだろうか?通な沢ヤの間ではHMI48というアイドルグループのような略語で認識されている仙台市郊外にあるゴルジュがHOMEIだ。
今回の遠征はこのゴルジュをやるために来たと言っても過言ではない。昨日のメンバーに加えて、ゲテモノゴルジュに拒絶反応を示しているポムチム、まだHOMEI未遡行のGONZO先生を強制招集し、ゴルジュカーニバルが始まった。
どうだんの里に車を停めさせてもらい出発。国道を完全武装して歩く我々。通りゆく車からの視線が痛い。
橋から広瀬川を覗く。あまり綺麗ではない。
沢床へは素直に降りられず最後は懸垂になった。
早速、広瀬川に入渓!橋上から見ていた通り、あまり綺麗ではないドブ川。水属性のハタダ氏はいきなり水と戯れている。
HOMEI入口までは泳いでもへつっても行ける。
遂にHOMEIが姿を現した。入口は大きな淵と幅1mくらいに狭窄したゴルジュになっている。
意を決して突入!水は相変わらず汚ない。
内部に侵入すると猛烈な水圧が体に押し寄せる。水中で突っ張りながら耐えてジリジリ進む。
ゴルジュ内で渋滞が発生したので突っ張りながら待機。ここの突っ張りからCS上に下りる所が少々危険。ポムチム&WAKAはすぽーん!と流されてしまい、ハタダ氏がレスキュー。
その先も水圧が強くて進むのが結構大変。我々は水線沿いに進んだが、通常は側壁からトラバースを交えて越えるようだ。
とりあえず全員無事に侵入成功。
次の滝は右から登る。
ゴルジュ内で一服するGONZO先生。絵になるね。
異世界にワープしてきたようだ。仙台市郊外にこんなゴルジュがあるなんて誰が想像出来るだろうか。
まだまだ続くHOMEI。水流を読んで登る箇所が多い。
ゴルジュは右に屈曲。奥にはまた厄介そうな滝。
対岸から水流ランジをキメて登る。必死に食らいつくWAKA。産後3ヶ月でHOMEIに入った女性は恐らくいないだろう。
日が当たる場所で休憩。出発前から行きたくねぇ~と叫んでいたポムチムだったが、気が付いたら一番大声をあげて騒いでいる(笑)。美渓好きをも唸らせる不思議な魅力がHOMEIにはあるのだ。
直線状の淵を泳ぐ。先に何かありそう。
それにしても素晴らしいゴルジュだなぁ。
直線水路を越えると鳳鳴滝とご対面。
クズミンリードで左のリッジから巻く。ヌメヌメで見た目よりも登りにくい。
グルっと巻いて滝上へ。これにて前半戦終了。
一服して後半戦開始。ここは展望台から丸見え。泳いで左から登る。
滝上の巨大ポットホール。
みんなで泳いで遊ぶ。
ふと上を見ると国道が見える。改めて凄い所にあるゴルジュだなと実感する。
上部ゴルジュ始まり。
上部ゴルジュは簡単に巻くことも出来るが、もちろん突入して行く。
最初の滝を登って内部に入ると奥に核心らしき滝が見える。
上部ゴルジュ核心の滝。
全員集合!
核心の滝を越えたところから振り返る。右壁を攻略して歓喜の雄叫びを上げるポムチム。ボルダー得意組は左のハング壁から登り、それ以外のメンバーは右の水流近くを登った。
奥に5m滝。これは登れないので大人しく左岸から巻く。
巻き中からゴルジュを見下ろす。
沢に戻ると平穏な河原となってゴルジュは終わった。親子が川遊びしている脇を通らせてもらい国道に到着。HOMEI完!
総評
街中とは思えない圧倒的異空間が広がり、景観・内容共にとても素晴らしい。ゴルジュに入ってしまえば水の汚さはそこまで気にならない。夏の暑い日に大人数でワイワイ行くのをおすすめする。
おすすめ度:
コースタイム
どうだんの里7:20-入渓7:50-遡行終了11:50-どんだんの里12:10
装備
ラバーソール靴、30mロープ、15mフローティングロープ、ハーケン、カム、ライジャケ
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