爽快度MAXな越後のスラブ沢。
水無川 笹花沢 遡行記録
2025/10/22 日帰り 曇り
メンバー:KC、他1名
グレード:中級
ハタダ氏と久しぶりの沢。WAKAも参戦する予定だったが、体調不良でお休み。男2人で恐らく今年最後のスラブ狩りに出かける。

一桁の気温に戦慄しながら出発。ティラミスのように残る巨大なブロック。ここ標高400mも無いんですけどね~。

ここ数年渇水していた堰堤上は湖になっていた。悶絶しながら進む。

すぐに笹花沢出合。

出合から見事な滝がかかる。

寒すぎるので、なるべく水に触れないように登って行く。

登るハタダ氏。ふと越後駒ケ岳方面を見ると稜線が冠雪していた…。道理で寒いわけだ。

爽快な滝が連続。

やっぱり越後だね。

絵になるハタダ氏。

エンドレスに続く連瀑。ひとつの滝と言っても良いくらいずっと滝。

7m滝は左から巻く。

僅かなゴーロ挟んで出てくる7m滝も左から小さく巻いた。

緩み無く続くナメ滝。

下山さえ容易ならもっと人気が出ていただろうに。

前半戦最後のナメ滝を登る。

気持ち良すぎる!最高だ!

12m滝は右からど真ん中を直登。普通に悪いので左から登った方が良い。これにて前半の連瀑終了。

ゴーロを登って行くと遥か先に傾斜の強い連瀑が見える。あれ登るの!?って感じだったが、近づいてみると何とかなりそう。

適当に登りやすいところを選んでヨジヨジ。

後半の連瀑はやや藪っぽいが、越後三山をバックに快適な登攀が出来る。

連瀑の最後。

連瀑の落ち口から。爽快感MAXのままフィニッシュ!

連瀑帯の上はゴルジュになっている。寒すぎて巻いた。

ゴルジュを抜けると源頭部。上に見える露岩を目指して登る。

高度感のある快適な詰め。

藪漕ぎゼロで尾根に抜けた。さて問題はここから。下降はよく使われる高倉沢ではなく、入道岳から伸びる藪尾根を辿ってみる。

紅葉最盛期の八海山を眺めながら優雅な尾根歩き。

藪尾根は意外と踏まれていて歩きやすい。一瞬、藪が濃い区間もあるが、ほとんど膝丈以下で普通に歩行可能。それにしても紅葉が素晴らしすぎる。

1時間程度で登山道に抜けた。高倉沢下降よりもこっちの方が安全で早いかも。まぁ下山を合わせるとトントンなんですけどね。

ガスがかかる幻想的な八ツ峰を望む。下山は新開道を利用。最初はヤバイ鎖とハシゴにドン引きするが、そこさえ越えてしまえば快適そのもの。爆速で下りて中澤ハウスのヤギに挨拶して帰還。
総評
越後を象徴するスラブ滝がこれでもかと言うほど続く爽快な沢。中弛みが無くコンパクトにまとまっていて、終始楽しい遡行が出来る。沢下降が苦手な人は今回のルートを辿ると、それほど苦労せず下山できる。春や秋、大雨の後におすすめ。
おすすめ度:
コースタイム
駐車場7:20-笹花沢出合8:20-尾根12:00-登山道13:20-新開道登山口15:20
装備
ラバーソール靴、30mロープ

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