【朝日前衛】ソボネ沢

謎沢ソボネの調査遡行。

明沢川 ソボネ沢~荒沢下降 遡行記録

2024/10/20 日帰り 曇りのち晴れ

メンバー:KC、他3名

グレード:中級

お盆にポムチム、中澤さんペアが行った明沢川に気になる沢があるという。出合から巨大なスラブ滝で始まり、記録も一切ないとか…。週末の土曜が雨だったため、泊まり沢の予定が無くなり、急遽日帰りで謎沢ソボネに行くことにした。

車を金目川方面にデポって明沢川へ大移動。駐車スペースから2時間ほど歩いて入渓。

しばらく歩くと周囲が岩に覆われ始め、ゴルジュ帯になる。

寒さに悶絶しながら通過。

荒々しい景観。

ほとんど人が入らないであろうこの流域。雰囲気は下田川内の沢に似ている。

ようやく謎沢ソボネの出合に到着。ここまで3時間。長かった。出合からは100mくらいありそうな巨瀑が見える。

前衛滝をさっさと登ると…。

迫力の巨大スラブ滝が姿を現す。これは凄いぞ…!

早速取り付いてみる。

快適なスラブ登攀。所々にいい感じのポケットが繋がっている。

振り返るとかなりの高度感。

テラスにて小休止。どこを登ろうか確認中。

やや細かい所もあるが、慎重に登って全員クリア。出合から凄い沢だ。

まだまだ滝は続く。8m滝は左から。

この滝はボルダリーな動きで突破。

スダレ状の美しい滝。

滝が止まらない!!まだ地形図だと全然進んでいないのに。

可愛いらしいミニゴルジュもある。

一旦沢は落ち着き、綺麗な河原を進む。

堰堤のようなナメ滝。

その上のナメ。

ここから再び滝区間が始まる。全体的に滝の通過は一癖アリ。

地形図に表記されている2つ目の滝マークに到着。堰堤状の巨瀑が現れた。

凄いスケール。下部は右から巻いていく。

上部は水線沿いに出ることも可能だが、落ちたら完全OUTだ。

出てくる小滝はどれも悪い。

コケが美しいミニゴルジュ。滝、ゴルジュ、ナメと変化が素晴らしい。

まだまだ滝が続く。内容濃すぎる。

何個か滝を登って名残惜しいが脱渓。

良い沢だったよソボネ。

秒で尾根に詰め上げて反対側の荒沢へ。

しばらく下るとスーパーロングナメ滝が出てきた。キレイな滑り台になっていて、思わず笑ってしまう。

これが100m以上続く。スリップしたら恐らく助からない。慎重に下っていく。

滑り台区間が終わるとゴルジュ状の渓相になるが、下降は容易。

極力濡れないように下っていく。

長い下降でヘトヘトになった頃に林道到着。ここから車に戻って明沢川に車を回収しに行った。

総評

出合の迫力ある100m滝から始まり、ナメ、ゴルジュと短い区間に沢が変化しまくる。記録が無いのが不思議なくらいだ。
沢自体は3時間ほどでアプローチと下山の方が長くマニア向きではあるが、訪れる価値は十分にある。水量が少ない沢なので、雨が降った翌日に行くといいだろう。

おすすめ度:

コースタイム

明沢川駐車スペース7:00-入渓9:00ソボネ沢出合10:00-尾根13:00-荒沢駐車スペース16:00

装備

ラバーソール靴、40mロープ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする

CAPTCHA