魚沼の里山に眠る謎沢。渋めのショートルート。
佐梨川 芋川沢右俣下降~左俣 遡行記録
2024/11/03 日帰り 晴れ
メンバー:KC、他2名
グレード:玄人
台風が予想よりも早く日本を通過し、晴天が約束された三連休。
ポムチムとどこかへ行く予定だったが、原因不明の病に侵されたらしく、急遽パートナーを失う。
どうしたものか…と悩んでいるとtamoshima氏からお誘いラインが来たので、即応してM氏とのリハビリ遡行に同行させてもらうことになった。
笠倉山登山口に続く林道を車で進み、適当な駐車スペースで支度。
今日はトレランの大会があるようで、役員の人が大勢いた。不思議な視線を浴びながらスタート。
最初は右俣を下降して行く。いきなり面倒な滝に出くわし懸垂。その後はしばらく平凡な渓相を下って行く。ややヌメり強め。
ようやく出てきた滝らしい滝。ここを懸垂して下ると…。
二俣に到着。一息入れて出発。
前方には荒々しい岩峰がチラつく。
しばらく小滝を越えて行くと連瀑帯。奥には結構デカい滝がかかっているのが分かるが、あの滝は左沢にかかる滝で今回行くのは写真に写っていない右沢。右沢も明らかに悪そうな滝がかかっている予感。
右沢出合にかかる滝。やっぱり悪そう。下段は左沢から巻いて行く。
出合の滝上段。これも直登不可。右のルンゼから巻いて行く。巻きは普通に悪い。
意外と濡れる。この時期のシャワーは拷問に近い。
また悪そうな滝が出てきた。ここも巻き。
巻きの弱点はかなり限られるうえ、普通に悪い。ニラに全集中の呼吸で全てを託す。
そして先には絶望的な連瀑帯が見える。おいおい、勘弁してくれよ~。
そのまま巻いて沢に復帰。不気味な連瀑帯の落ち口を眺める。
そしてまたヤバい滝が出てきた。これも巻き。
少し戻ってやや大きめに巻き。
そろそろ終わりかな~と思っていたらトドメのゴルジュ。ずっとシャワーを避けていたが、ここはやるしかない。
全身ずぶ濡れになって突破。tamoshima氏だけ悪い巻きで回避。
そしてまた悪そうな滝。これは巻きも厳しそう。
よく見るとホールドが繋がっている感じがするのでtamoshima氏リードで直登。やや細かいがホールドはポジティブ。
先ほどの滝を越えると渓相は落ち着き、林道にぶつかれば遡行終了。
おかわり案も出ていたが、結構満腹になってしまったので近くの黒禿の頭へお散歩。
魚沼の里山を眺める。まだまだ記録のない謎沢が眠っていそうだ。
総評
滝は登れないものが多く、巻きは総じて悪い。お散歩感覚で行くとかなり痛い目に遭うだろう。
巻きの良いトレーニングになるとは思うが、おすすめはしない。
おすすめ度:
コースタイム
駐車スペース8:50-二俣10:40-駐車スペース14:00
装備
ラバーソール靴、50mロープ、ハーケン、カム
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