【台湾】馬哈武渓(敗退)

台湾の長大な渓谷!無念の敗退。

大崙渓 馬哈武渓(マハウシー)(敗退) 遡行記録

2026/03/19-21 2泊3日 晴れ/曇り/曇り

メンバー:KC、他2名

グレード:玄人

風邪の影響で出発を1日遅らせて、いよいよ今回の遠征の本命である馬哈武渓へ。
この沢は過去2PTほどに遡行されている。既登の沢で記録がある&長期の沢登りが出来るという点で今回の遠征目的にはピッタリの沢だったのでここを選んだ。
当初はアカホリ君と2人で行く予定だったが、タイラーも加わることになり、日本×台湾の混合PTで臨む。

前夜、台北→池上に特急で移動。池上駅でステビするが、止まらない咳と大量の蚊、そして周囲をうろつく野犬のせいで全く眠れず。不安な気持ちのまま当日を迎える。
駅から前夜にチャーターしたタクシーで入渓点まで移動し、身支度を整えていざ出発!!

馬哈武渓出合まではしばらく河原歩き。周囲の景観は自分の想像していた台湾の大渓谷そのもの。その迫力に圧倒されながら進んで行く。

途中、見たこともない魚が大量に泳いでいてビビる。絶対に泳ぎたくない。

さすがに周囲の景色にも飽きて、疲れが見え始めたころに馬哈武渓出合に到着。いよいよ大渓谷遡行が始まる。

出合は河原かなと思っていたが、いきなり長い淵が出てくる。さっきのキモイ魚も見えるし泳ぎたくない…。大人しく右岸から巻く。

序盤は河原歩きと泳ぎを交互に繰り返す。

水はとても澄んでいて美しい。

そして突然現れたゴルジュ。

いきなり100mくらい泳がされる。

ゴルジュ出口を振り返る。

ジャングルチックな雰囲気にプールが連続。

この沢も恐ろしいくらいヌメヌメ。

次に出てきた印象的なゴルジュ。内部に魔物でも住んでいるじゃないかと思わせる景観。

早速内部に突入。何とも不気味な深淵の水路とゴルジュに圧倒される。

これでも台湾では小物レベルらしい。ヤバすぎる。

次のゴルジュはやや流れが強い。

頑張って泳ぐ。アカホリ君は半分溺れていた(笑)。

こんなのが1週間続くのか…。気が滅入る。

ゴルジュを抜けて河原を進むとC1。何だかんだ10時間動いたので、ここで行動終了。

あとは寝るだけ…と思っていたら、タイラーのスマホ&ヘッデンが水没して使えなくなっていることに気づく。あれほど防水はしっかりしてと言ったのに…。これで緊急連絡手段を1つ失った。どうなることやら…。明日は何事もトラブルがないことを願う。

2日目。この日は天気が崩れる予報だったが、意外ともちそう。というかここで大雨降られたらマジで詰む。

デカイ釜を持つ小滝が連続。

イチイチ小難しくて中々進まずストレス…。

この先の滝も激流で近づけず、ハンマー投げでゴリ押し突破。普通に日本の沢で言う、4級以上の難易度はある。

巨大プール→登れない滝の無限ループ。徐々に小難しい渓相にも慣れてきた頃、この滝の巻きでアクシデント発生。タイラーが起こした落石がアカホリ君の手にヒット。裂傷を負ってしまった。加えて血が止まらず貧血を起こし始める始末。本人もかなり辛そうにしている。この時点で敗退が頭を過るが、何とか進めるとの事でC2までは様子を見ることに。

ケガの件もあり、パーティ内ではやや険悪な雰囲気が漂う。そしてゴルジュも次第に激しく厳しい渓相へと変化していく…。

側壁は数百mせり上がり、巻きと言う選択を許さない。ショルダーなどの連携で小難しいゴルジュを進むと巨大な淵を持つ3m滝に出くわす。これがどう頑張っても登れず。地獄が始まる…。

ゴルジュ内にある唯一の弱点に一縷の望みをかけて高巻き開始。草付きは越後並みに貧弱で急傾斜。最後の方には岩壁に阻まれ、空身で交代でリードして行く始末。ユマーリングがジワジワ体を蝕んでいく。

結局7時間後にボロボロのクタクタになりながら、暗闇の中、地上に降り立った。先はプールになっていて、これ以上進めない。そして体力気力ともに限界だ。本日はここをC2とする。メシを掻き込んで倒れるように就寝。

翌朝。寝ていた場所はちょうどゴルジュの出口だった。

ぶっ倒れるように寝たC2。今思えば奇跡的にあった神テン場だったと思う。
アカホリ君の怪我や昨日の壮絶な高巻きで完全に心折られたのもあり、敗退前提で行動を開始する。

すぐに登れないゴルジュが出てくる。

大高巻き開始。台湾のノーマルな高巻きは日本で言う山越えレベル。かなりハードだ。

ここの高巻きは意外とすんなり終了。そしてここが運命の分かれ道。ゴリ押しで先に行くか、帰るか。
正直行きたい気持ちもあるが、自分の中では答えが決まっていた。みんなも同意見のようだ。タイラーの快適な家に帰ろう!(笑)

帰ると決まれば足取りは軽い。意外と歩かれている尾根を爆速で登っていく。途中ハンターが残したゴミやキャンプ跡があった。

こんなところまで狩りに来てる台湾ハンターヤバすぎる。

最後にトゲ植物にボコボコにされたが、意外とすんなりエスケープ完了。タイラーは軽量化の鬼だが、最終日用に酎ハイを隠し持っていた。みんなで奪い合って飲み干す。

あとは林道を歩いてチャーターしたタクシーで下山完了。行程中の様々なトラブルに加えて、台湾の威圧感ある渓相に完全に気圧されてしまった。見事に台湾の洗礼を受ける形になった。全行程の1/4しか進んでいない。完敗である。また来年途中からリベンジだ。

総評

序盤から泳ぎが連続し、出てくる滝がいちいち小難しい。1/4程度しか進めていないが、日本の5級クラスの難易度はあると思う。フェルト推奨。

おすすめ度:

コースタイム

1日目
入渓点7:30-馬哈武渓出合10:30-C1 16:30

2日目
C1 8:00-高巻き開始13:00-C2 20:00

3日目
C2 8:20-尾根11:00-林道13:00-ゲート14:30

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装備

ラバーソール靴、50mロープ×2、25mフローティングロープ、ハーケン、カム、ライジャケ

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