【北ア】北葛沢

沢登りの楽しさが凝縮された、北アルプス屈指のルート。

高瀬川 北葛沢 遡行記録

2026/07/10-12 2泊3日 晴れ/晴れ/曇り

メンバー:KC、他1名

グレード:上級

ワセタンことI君と予定を合わせた週末。インドネシア遠征前の調整も兼ねて、彼のリクエストで北アルプス・北葛沢を目指す。気掛かりなのは病み上がりの体。若さ全開のI君のペースについていけるのか、不安を抱えたまま入渓した。

橋の脇から踏み跡を辿って入渓。

河原を進むとすぐにゴルジュ地形に。

いきなり下部ゴルジュが始まる。

水流をジャンプして越える斜瀑から開幕。

上流の水を一手に集めるゴルジュは迫力満点。序盤から通過に苦労させられる。

一ノ沢を過ぎると一見して困難そうな滝が出現。左のスラブから空身で越える。

そして核心のゴルジュが登場。

攻めるワセタン。

2ピッチに分けて突破して振り返る。

核心部を越えても油断ならない渓相が続く。

下部ゴルジュで唯一巻いた滝。全くムリ!

ここは倒木をスタンスに微妙なへつりを要求される。

二ノ沢出合の滝。

爆水で吹っ飛ばされかけた滝。他の記録と比較しても水量が多い気がする。

下部ゴルジュ終了。しばらく穏やかな河原歩きになる。

河原歩きを終えると上部ゴルジュが始まる。

明るい渓相に連瀑のオンパレード。

2段の滝は左岸から巻く。巻きは傾斜強い&グズグズで悪い。

堰堤が合体した謎滝。ここを越えると一旦穏やかになる。

時間的にはまだまだ進めそうだったが、あまり欲張ると1泊行程になってしまうため、ここで終了。ゆったりとした時間を過ごした。

翌日は朝から爆水シャワー。

花崗岩の美しい渓相がイイネ。

美瀑の連続。下部と違ってポジティブな滝が多い。

ハイステップで登る滝。先日のギックリ腰が再発しそうだったので、ワセタンにヒモを貰う。

ヌメリはほとんど無く、快適に登っていける。

次第にゴルジュ地形が緩み、樹林が近くなってきた。

一癖ある滝を越えて行く。

再びゴルジュ地形になるが、ここは簡単に巻ける。

落石が堆積している斜瀑。各々適当に登る。

洞窟滝。

下部は滝身を登って、最後は穴から脱出。

七ツ釜のゴルジュ帯に到着。当初はゴルジュ高巻き後にC2を予定していたものの、時間はまだ午前中。この先どこで泊まるか判断に迷う。

左岸から出来るだけ小さく巻いて行く。

すんなりと巻き終わって終了。

あとは雄大な景色を眺めながら消化試合。

灼熱のゴーロ歩きが永遠に続く。

co1800付近から雪渓が断続的に現れる。通常は8月でもco1650付近から雪渓が続くらしく、今年は雪解けの早さがうかがえる。

C2適地を探しながら歩いていたら、気付けばかなり標高を上げていた。このまま抜ける案も出たが、さてどうする?

結局、せっかく来たので…ってことで登山道直下でC2。ガレの斜面を整地して寝る。ブヨが大量に群がってきて眠れなかった。

翌日はほどなく登山道に合流。その後は稜線を縦走しながら長い下山となった。案の定、ワセタンのペースにはまったくついていけず、自分のペースでのんびり歩く。

最後は車道を歩いてフィニッシュ。サルモネラとギックリ腰で不安だらけだった週末のトレーニング沢を無事に終えることができた。

総評

下部・上部ゴルジュともに嫌らしい登攀と巻きが連続し、最後まで気の抜けない遡行が続く。行程設定も悩ましく、1泊では時間に余裕がなく、2泊ではやや持て余し気味。沢旅の要素に突破系の面白さを加えた、総合力が試される一本。

おすすめ度:

コースタイム

1日目
駐車スペース7:20-下部ゴルジュ7:50-上部ゴルジュ12:40-C1 14:20

2日目
C1 6:30-七ツ釜10:40-C2 14:00

3日目
C2 5:15-北葛乗越5:35-登山口10:05-駐車スペース11:25

装備

ラバーソール靴、50mロープ、ハーケン、カム

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!