厳しさと美しさが織りなす隠れた名渓。
五十沢川 大窪沢左俣右沢 遡行記録
2026/08/04-05 1泊2日 8/4-晴れ 8/5-晴れ
メンバー:KC、キム、ワセタン
グレード:達人
彷徨いクラブの主要メンバーで、今や沢登り業界をザワつかせているGROMMET代表のキムと、ワセタンとともに、以前から気になっていた大窪沢へ向かう。今回計画したのはWEBで記録未見の左俣右沢。一体内部はどうなっているのだろうか。

久しぶりの五十沢。家から10分くらいで行ける距離にある激近で激ヤバな渓谷。今回はゴルジュをパスして登山道でアプローチする。相変わらず容赦のない道に朝からクタクタになる。

登山道が沢に下りる所から本流を下る。五十沢の圧倒的ゴルジュが早速歓迎してくれる。

大窪沢は中部ゴルジュの出口から流れ込む沢で、出合からいきなり見事なゴルジュが始まる。

登山道から遠望できる滝。左から快適に越える。

明るい渓相がウェルカムしてくれる。もしかして癒し系?!

お美しい。

かなり身構えていたが、これはデート沢だろ!

泳ぎも気持ちええ。

これはどう登る?3人で別々の方法を試したが、正解はキムの滝裏くぐりだった。

なんて明るい沢なんだ!記録が少ないのはなぜだろう?

気が緩み始めた頃、側壁が次第に立ち上がり、大窪沢が牙を剥き始める。

五十沢特有の不思議形状ゴルジュ。ここはじゃけんで勝ったキムがエイドで突破。

うーん。これも厳しい。だんだんノーウェルカムになってきた。

右岸の草付きスラブから巻くが普通に悪い。

これは登れる。水量はここ数日の雨で多めな気がする。

少し威圧感が減って、快適な遡行がしばらく続く。

これも登れない。左岸スラブから巻く。

五十沢の圧倒的造形美。

どの滝も個性的で不思議な形状をしているものが多い。

まだまだゴルジュが続く。

トイ状滝は一見登れなさそうだが、右スラブから登れた。

急に穏やかになった。

登山道横断点付近。(写真は左俣から振り返ったもの)

まだ時間に余裕があるので、行けるところまで行っちゃうことに。

多段の見事なスラブ滝。

美しすぎる…!!

昇天確定!!

下部のような不思議な形状の滝が続くと思いきや、左俣に入ると越後特有の上品なスラブが次々と現れる。良い意味で期待を裏切られた。

左沢/右沢出合。ここは右へ。左沢には大きな滝が見えた。

少し登ったところでC1。適当に整地して夕飯準備。

焚火を囲んで沢談義。

生野菜を持ってきて料理を始めるキム。彷徨いクラブではアルファ米は禁忌。

翌日はいきなり連瀑からスタート。

カッコイイ滝の先には…。

無限に広がる大スラブ。

これは凄い!!

さらに上には再び大スラブ。

どれも快適に登っていける。

振り返る。右沢も険悪な渓相が続くかと思っていたが、開放的で最高な渓相が続く。

当初は登山道に近い右沢支流から稜線に抜けるつもりだったが、右沢の明るいポジティブな雰囲気に惹かれて、本筋を詰めることに。後半も滝のオンパレード。

少しだけブロックが残っていた。

滝が終わりガレ登りと藪漕ぎで稜線へ。

草原に詰め上がってフィニッシュ。もう登山道まで登って下る気力はないので、このまま古峰山へと続く廃道を下ることにする。肝心な車回収だが、wakaに電話して迎えに来てもらえることに。本当に助かった。ちなみにこの廃道下山で沢の記憶が半分飛びました。普通に登山道を歩いて戻った方が良かった説あると思います(笑)。
総評
五十沢の魅力が存分に詰まった名渓。遡行にはそれなりの力量を求められる熟達者向きの沢だが、美しいゴルジュとスラブが次々と展開されて、非常に満足度の高い遡行が出来る。
おすすめ度:
コースタイム
1日目
駐車スペース5:40-2合目取水堰堤7:35-4合目8:50-大窪沢出合9:40-二俣14:35-C1 15:20
2日目
C1 5:50-稜線8:50-古峰山登山口14:00
装備
ラバーソール靴、50mロープ、50mフローティングロープ、ハーケン、カム、アブミ
