昇天確定!飯豊の貫禄を感じさせる、美しく豪快な渓谷。
大石川 東俣川 千代吉沢 遡行記録
2026/08/13-15 2泊3日 8/13-曇り 8/14-曇り→雨→晴れ 8/15-晴れ
メンバー:KC、ポムチム、ゴルオヂ2名
グレード:上級
お盆後半戦はゴルオヂチームと合流し、再び飯豊の沢へ。すでにお腹いっぱいだったが、天気予報は勝確。これは行くしかないと1日レストを挟み、いざ出発。今回はデジカメ水没により、ポムチムから写真を拝借した。いつもありがとうございます!

朝から車回しを済ませて出発。長いアプローチをこなす。

途中から登山道を外れて入渓。水量多めか?

豊富な水量が沢幅いっぱいに満ちている。魚影も濃く、まさにイワナの楽園だ。

ゴルジュを進むゴルオヂ軍団。

ここは右の台地から飛び込み。

この滝は空身で左壁から登る。細かくて難しい。

ゴルジュ!ゴルジュ!

序盤から素晴らしい渓相で魅せてくる。予報に反して曇り空(うっすら降りそう)なのが残念。

河原を挟むと、再びゴルジュへ。ここでモーリーさんがまさかの退場。何と先週の沢で肋骨を骨折していたらしい……。痛み止めも効かず、さすがに限界とのこと。この頃から小雨も降り始め、何とも重い空気が漂う。結局、モーリーさんには申し訳ないが、我々だけで先へ進むことにした。

本格的に下部ゴルジュが始まる。

煮えくり返る釜。

水流に揉みくちゃにされる鶏さんを救出(笑)。

ここは左壁からトラバース。

これでもまだまだ始まったばかり。

足の着くところは多いが、水圧がエグイ。

豪快!

そして美しい!

完全に好みの沢です。

ここは泳ぎ!!左壁に釣り師のトラロープが残置されていた。

奥に進むと極端に狭まったゴルジュが。

この造形を見よ!結局、奥の滝が全く近づけず左岸から巻く。

これも巻く。

圧巻の渓相です。

ここは右壁ショルダー。

白くて明るいゴルジュが延々と続く。

水圧が強いところは一列になって突破。

神ゴル。

初日のハイライトである3段30mに到着。

右のリッジから巻く。

美しすぎて言葉を失う。

泳ぎが少し多くなってきた。この辺でカラビナ水没。

再び狭まったゴルジュを行く。

先に何かありそうな予感。

大釜を持つ2m滝。左から取り付いて突破。

後続を引っ張り上げる。吸引力ヤバし。

そろそろ疲労が見えてきた。そろそろテン場を探したいが無限にゴルジュが続いている。

飯豊川本流よりはマイルドだが、こちらも十分とんでもない沢だ。

ようやくゴルジュ脱出?

と思ったら、今度は登れない滝が現れる。右岸から巻いて懸垂。

次の滝は飛び込み→左壁を登る。

下ノ河原に到着。

河原と言っても、全然テン場適地がない。ようやく見つけた砂地でC1。

2日目。朝から気温が低くて寒いが、いきなり強制泳ぎイベント発生。中部ゴルジュに突入していく。

相変わらずゴルゴルしている。

20m滝が見えてきた。

右の凹角から登る。

開けた台地で憩う。

再びゴルジュになり、厄介そうな滝が出現。ここは滝裏をくぐって登るが正解。

長いゴルジュを抜けると突然、天国のような河原が広がる。ここが広河原。山越えで入山してくる釣り師の狩場となっている。50人くらい泊まれそうなテン場もあった。初日にここまで来れれば1泊で抜けられると思う。

広河原を過ぎるとファイナルラウンドの上部ゴルジュが始まる。

ここは左から際どいへつりで突破。かなり寒くて普通に震えが止まらない。

ゴルジュと言っても明るく開けていて威圧感はそこまでない。

どんどんオンサイトで滝を登っていく。

ここはエイドで離水して突破。

次々と現れる豪快な滝たち。

ノーロープでどんどん登る。

途中から奇声しか発せなくなる。

ここはボルダリーなムーブで突破。

神ゴルジュ確定!

滝行で越えた滝。

終わりが見えない連瀑。

ここも滝裏から登る。

無限に続く滝にアドレナリン全開!

飯豊の沢に完全に取り憑かれてしまった。

スターリンクでLINE実況。中澤さんとクズミンにもチヨキチの魅力をリアルタイムで共有する(笑)。

メンバー全員が絶頂に達した頃、ようやく上部ゴルジュ終了。

ゴルジュ地形は続くが、しばらく滝がない平和な渓相になる。ここは例年雪渓が残る区間だが、今回は全くナシ。あると高巻きで時間とられそう。

屈曲部には20m級の滝が2つかかる。

左岸から極力小さく巻いて懸垂で復帰。

ようやく終わったか…?

次は雪渓ゾーン。崩壊したブロックを縫うように進む。

これは右岸巻き。

先にはこれまた不安定な雪渓。

大人しく巻きます。

C2前にあるチヨの泉。

MP回復。

穏やかになった。疲れたので行動終了。

大石山が見える完璧なC2。

ばに子さん特製の究極カレー!!

あっという間に夜が更けていった。

3日目。あとは詰め上がるのみ。

源頭部近いのにまだまだ水量豊富。飯豊半端ない。

しかもゴルジュ地形。

まだこんなにデカイ滝があるんかい!!

もうそろそろ終わりかな?

全然終わる気配がない。

意外と長い源頭部をひたすら詰めていく。

振り返れば絶景!

山頂までもう少し。

フィナーレは急斜面の草原。

藪漕ぎナシで登山道に合流し、頼母木山に到達!ここからは丸森尾根経由でデポした車まで。飯豊で始まり、飯豊で終わる沢合宿。最高のお盆期間でした!!
総評
明るく楽しいゴルジュがエンドレスに続き、出てくる滝もほとんどが登れる名渓。これほど気持ちのイイ沢は、なかなか他にないのではないか。もちろん飯豊の沢らしい品格と貫禄も備えており、それなりの実力は求められる。泳ぎも非常に多く、真夏におすすめの一本。
おすすめ度:
コースタイム
1日目
駐車場6:40-入渓7:45-3段30m滝12:00-C1 16:10
2日目
C1 6:00-広河原7:30-C2 14:30
3日目
C2 6:40-頼母木山9:30-飯豊山荘13:10
装備
ラバーソール靴、40mロープ、20mフローティングロープ、ハーケン、カム、アブミ
