【朝日】岩井又川ガッコ沢

朝日連峰で最も美しく、険しい渓谷。

難渓を繋ぐハードな継続遡行②

三面川 岩井又川ガッコ沢 遡行記録

2026/09/27~10/01 4泊5日 9/27-曇り 9/28-雨 9/29-雨→曇り 9/30-晴れ 10/1-曇り

メンバー:KC、放浪者

グレード:沢狂

昨日から降り続いた雨の影響はさほど無く、沢は平水。しかし、天気は予報に反して悪く、小雨が降る中でのスタート。

美しい岩井又川を進む。

しばらく人類に入られていないためか、イワナの群れが悠々と泳いでいる。

ガッコ沢出合までは断続的な泳ぎ。

3m滝はショルダー&荷上げで突破。

素晴らしい渓相が続く。

二俣手前の小ゴルジュ。

いよいよガッコ沢と中俣沢の二俣へ。

強烈なゴルジュで出合う中俣沢。

そして、いきなり難しそうな滝がかかるガッコ沢。ここは右からテクニカルなムーブで登ってクリア。いきなり悪くて緊張する。

続く滝は左から。

いきなり全開のゴルジュに圧倒される。ここは泳ぎ。

ここは巻けそうだが、内部に突入。

地味に悪い滝が連発して、まだ始まったばかりだと言うのにヘロヘロ。

短い河原を挟むと2段15m滝。ジグザグに登る。

そして先には井戸底のようなゴルジュが…。小雨も降って気温も低く、イマイチ泳ぐ気になれないので巻きに入る。

2Pロープを伸ばしてゴルジュをパス。

先にはまだゴルジュが続いており、奥にはデカイ滝がチラ見えしている。

迫力満点の60m大滝。なんじゃこりゃ~!!

中段までフリーで登って、途中からロープ2P出して突破。

大滝を越えると、今度は10m滝が行く手を阻む。

2段5m滝は泳いでスラブを登る。

8m滝は突っ張り!

沢が大きく右に屈曲すると絶望的な30m滝がかかる。右岸の草付きからロープ3Pで越える。

激しい渓相がようやく穏やかに。一時休戦。

この先に40m滝が見えるが、時間が微妙なので、ここでC3。

今日も無事に焚火を熾し、濡れた衣類をすべて乾かすことができた。明日はいよいよ核心。不安と期待が入り混じる中、眠りについた。

4日目。いきなり40m滝の登攀からスタート。

ロープなしでも行けそうだが、高さがあるため念のためロープを出す。大滝が多く、ロープを出すか否かの判断が非常に悩ましい。

快適に登って滝上へ。

二俣手前のゴルジュ。ここは左からテクニカルなムーブで越える。

7mCS滝は左のハングから突破。いきなり大変な滝が多くて疲れる。

滝上から見渡す右俣の渓相。まさに地獄。

左俣は奈落のゴルジュが展開されている。

右俣から左俣を眺める。切れ込みがヤバイ。次はあっちに行ってみたいな。

右俣に入るとすぐに最初の核心、30m滝が立ちはだかる。

KCリードで右壁の前傾壁を吠えながら登ってクリア。かなり痺れる登攀。

その上に続く滝も嫌らしい…。放浪者がセミになったのでお助けを出した。ここはロープを出してもいいかも。

一向に緩む気配のない渓相。ガッコ沢、ヤバすぎるだろ。

最後の核心30mCS滝。放浪者リードで左の草付きから登るが、ここでルートミス。トラバースラインを見失い、登り過ぎてしまったようだ。懸垂してトラバースラインに合流し、恐怖のバンドトラバースをやり過ごして突破。ここで3時間近く費やしてしまった。

本日中に稜線へ抜けられるか怪しくなってきたため、爆速モードに切り替え、次々と滝を登っていく。

突如として現れた2段60m大滝。思わず歓声が上がる。神々しいまでの光景に圧倒されるが、ここにきてまだこんな大滝が出てくるとは。凄すぎるぞ、ガッコ沢!!

ノーロープで左から直登。抜群の高度感の中、滝上へ。

そして間髪入れずに現れた、フィナーレを飾る40m滝。あまりの美しさに言葉を失う。

右の微妙なスラブから直登。ここも高度感ヤバイ。

この2段滝を越えると…。

ようやく連瀑帯から解放される。ゴルジュ地形だが、中はゴーロ。

ようやく終わりが見えてホッとする。本日中には稜線に抜けられそうだ。

本流筋の右沢に入る。

もう終わりかと思っていたが、絶望的な滝が出てきた。

わんさか出てくる絶望的な連瀑帯。全て巻いて処理。

沢に戻るとやっと穏やかになった。奥に紅葉した稜線が見える。

登ってきた沢を振り返る。あれほど激しかった沢が、源頭ではこんなにも穏やかな表情を見せるとは。

最後は金色の草原でフィニッシュ。

登山道から大朝日岳方面を眺める。

無事に継続遡行完遂!!やりきった!!

日暮れが迫る中、紅葉に彩られた登山道を歩く。

竜門小屋で1泊し、翌日は長い登山道を歩いて下山。長く険しい遡行の果てに、朝日連峰の神髄に触れることができた。最高の5日間だった。

総評

純白の岩肌が広がる、朝日連峰らしい明るく美しい渓相にゴルジュと大滝が途切れることなく連続する。高巻きの余地は少なく、登攀も一筋縄ではいかない。美しさと険しさが高次元で融合した、屈指の名渓。

おすすめ度:

コースタイム

3日目
C2 6:30-ガッコ沢出合8:00-C3 14:50

4日目
C3 5:50-二俣7:35-登山道15:00-C4 16:40

5日目
C4 6:00-大朝日岳8:25-駐車場12:25

装備

ラバーソール靴、50mロープ、50mフローティングロープ、ハーケン、カム

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!