奥只見、真の秘境スラブを登る!
奥只見湖 貝ノ嵓スラブ 遡行記録
2026/10/17-18 1泊2日 10/17-晴れ 10/18-晴れ
メンバー:KC、Jさん
グレード:中級
ポカンと空いた休日。みんな予定が入っていて、誰も捕まらない。ダメ元で、今年日本で一番沢に行っているのではないかと思われるJさんに連絡してみると、土曜の出発が遅ければ行けるとのこと。意外にもあっさりパートナーが釣れた(笑)。
行き先は、以前から気になっていた貝ノ嵓スラブに決定!実は数年前、カヤックで片貝ノ池まで行ったことがある。ところが、カヤックを漕ぐのに疲れてしまい、スラブを登らずに帰還……。今回はそのリベンジマッチというわけだ。

浦佐駅でJさんをピックアップして出発。

放水のタイミングと重なると大変そう。

ダム湖畔歩き。

ビーチのようだ。

柳沢に入る。

白い岩が輝く美渓。

特に難所はなく、平左衛門山左にあるco1170横のコルに詰め上がる。

コルは美しい森が広がる。

反対側の急な沢を下降。対岸に白石沢スラブが見えた。

さらに下ると貝ノ嵓スラブとご対面。ちょうど陽が当たっているので、基部まで行ってみることに。

出だしは傾斜の強いスラブで始まる。

紅葉がお見事。

少し片貝ノ池方面に進むと、良いテン場を見つけたのでここで行動終了。100人くらい泊まれる空間で、フェスができそう。

大量の薪で盛大に焚火。夜は一気に冷え込み、火から離れると寒すぎて死にそうになる。

最近ハマっている星空撮影。夜は寒すぎてあまり眠れなかった。もう泊まり沢の限界かな。

翌日は気温が上がってからスタート。

KCリードで登攀開始。

寒すぎて全ての感覚が消える。流れる水が鬼のように冷たい。

1P目は終了点までロープが足りず。2本連結して、約80m近く伸ばした。

登攀中から振り返る。

フォロー中のJさん。

2P目。ここからロープナシでも行けそうだが、今回は練習も兼ねて、つるべで登っていくことにする。

3P目は普通に2足歩行できる。爽快だ。

3P目終了点の大テラスでビレイ中。

4P目は左の緩い方へ。

テラスから振り返るとお日様が近づいてきた。

4P目登攀中。

4P目から右スラブ方面。

中央スラブ方面。

立派なリングボルト。

5P目は歩き。先に見えるリングボルトの終了点を目指して登る。

6P目はボコボコした緩いスラブを直上。

ようやく陽が当たり始めるが、今度は一転灼熱に…。

7P目は鱗状スラブを登る。

フォローのJさん。映える。この後、もう1P伸ばして登攀終了。とても快適で楽しかった。

平左衛門山のピークを踏んで、反対側の倉ドノ沢左俣を下降する。

倉ドノ沢左俣は超急峻な白い岩の美渓。とても下りやすかった。

紅葉輝く林道を歩いて終了。白石沢、原ノ沢に次ぐ、奥只見の秘境スラブはこれで3本目。とても良い空間でした。
総評
近年大人気の白石沢スラブの陰に隠れ、あまり注目されていない沢だが、景観・内容ともに白石沢スラブに引けを取らない。1P目以外は沢靴で登れる難易度で、ロープなしでも十分楽しめる。ハーケンは使えず、小さめのカムが有効。山越えのアプローチを含めて日帰り可能。紅葉シーズンにぜひ訪れてほしい。
おすすめ度:
コースタイム
1日目
駐車スペース10:25-柳沢出合11:30-コル12:40-C1 13:35
2日目
C1 7:40-貝ノ嵓スラブ下8:00-登攀終了11:00-平左衛門山12:30-駐車スペース14:30
装備
ラバーソール靴、フラットソール、50mロープ、50mフローティングロープ、ハーケン、カム
